ザクロ と 挿し木
家には昔からザクロの木があった。同時期に何本も生えていた事は無くて、あっちが枯れたらこっちから生えてという感じで常に一本だけであった。今僕が育てているのは鉢物になってしまったが、小さいころに見ていたザクロのおそらく孫に当たるものだと思う。そう思うと何か絶やしてはいけない木に見えてくる。もっとも先代は狭い畑の中に生えてて邪魔だという理由で切られてしまったのだが。
ザクロの実は果実として流通するほど食べられている物でもないけど、ジュースとか健康食品でたまに見かける。とにかくすっぱい、昔口に入るだけ一気に詰め込んで食べてみた事があったがあまりのすっぱさに呼吸がおかしくなった、やめたほうが無難だろう。
庭木としてみた時、虫がついたり、棘があったりわりと面倒くさい木の割りに、実はそれほど喜んで食べるほどでもないという微妙さ。柑橘系も棘がかなり鋭いが、その実用性を考えるとこっちに分が上がってしまうだろう。鉢物としてみた場合は、葉が小さく幹もそれなりに荒れているザクロは楽しいと思う。乾燥気味に育てられるので管理もらくだ。
枝の出方が対生で一直線に伸びるのだが、自分の中では針金で曲げるという雰囲気でもないと思い、剪定で形を作っている。タイトルに挿し木とあるように、数センチ剪定したものを、適当に土に挿しておいたら今回根が出た。
大きいほうが実生の3年目だと思う。発芽したのは2号ポットに入っているほうで、葉っぱは3枚、枝は爪楊枝の半分ぐらいの太さだろうか。栄養のたくわえも全く無いし来年の夏が過ぎたころに成長が始まればいいかな。
ザクロは冬の間は落葉するのだが、大きなつぼみを残して落葉するわけでもないので、毎年枯れたんじゃないかと心配になる。放っておいてやれば強い子なんで、春先に新芽の兆しが現れてホッとさせてくれる。それでも心配になるのだが。


最近のコメント